少年サッカーの指導

退団する子供たち

退団する子供たちには、低学年から高学年までいろんな理由がある。人数が多すぎる少なすぎる、弱い強い、レギュラーになれるなれない・・・。はたまたコーチとの折り合いが悪いなど様々すぎる。
まぁ基本はとにかく、辞めさせるのは親だ。習い事がいっぱいあって大変とか、ボールに触りたいとかわがままな理由ばかり。一度やったことは最後までやり遂げることが大事。それを親が示さなくてどうする。 そんな親に教育された子供の将来など、たかがしれている。

指導の理想と現実

今、子供と指導者の関係は、教えすぎと教わりすぎの関係だと思います。教えすぎと言うと、教えないとは違います。また、子供の教わりすぎというのは、塾の感覚ですかね?リフティングまで練習で教わろう覚えようという感覚です。 本来なら、個人技術なんて自宅で一人がやるものだと思います。そして、みんなで集まる練習においては、仲間とサッカーをする感覚でいて欲しいです。
指導者は、ここまでの説明だけで伝わらない理解出来ない人もいると思います。また、じゃぁ個人技術は練習しなくていいんだという、短絡的なものでも無いということです。 正直、これはある程度経験して悩んだ人、悩んでいる人でないと理解できないと思います。教えたくてしょうがない指導者と、教えられたくてしょうがない子供の関係だけは失くしてほしいものです。
最後に、サッカーは個人競技ではありません。団体競技です。

練習時間とその内容

小学生1年生から6年生と、その練習時間と内容はどうですか?
どうも時間と内容がチグハグな気がします。なぜ低学年は1時間でも良いとか言うのか?なぜ2時間とか3時間なのか? まるで誰かに言われているかのようで、信者化している気がします。
おまけにその練習内容とはいうと、前半サッカー教室レベルで後半ミニゲームって感じで終わる。感の良い子供だけがうまくなっていくだけ。 このやりかたじゃ、感の悪い子供はいつまでもサッカーを覚えられない。
そもそも、せっかく数人が集まって広い所で練習出来るのに、個人練習レベルが多すぎる。リフティングなんて個人でやれと言いたい。 これらをやるには、時間が足りなくなる。ならば4時間でも5時間にでも設定すればいい。 単純に時間だけで目くじらを立てる人がいるが、問題は質であり量は休み休みやればいい。さぞ子供が死んでしまうかのようで大袈裟。
まぁ現実的には、前半サッカー教室レベルと後半ミニゲームの間の指導内容が乏しい指導者ばかりだということです。

少年サッカーは教えすぎ

はっきり言って、今の少年サッカーの指導は教えすぎです!
あと、子供たち全体を見れずに、自分の考えた指導、教えたい指導をしたいが為に、アップアップしてる指導者はどうかと思います。 学校の先生でも何でも、教えるという立場の人は、いかにやる気を出させるか、その気にさせられるかだと思います。 そのために教える人は、いかに工夫して考えて反省して・・・その繰り返しを辛抱強くこなせるかです。 そこから指導方法が、経験と共におのずと生まれてくるのだと思います。

さて、問題はその指導の範囲です。JFAによって、学年ごとにその指導範囲なるものは明確化されるようになりました。 しかし、それは時として「神の声」のように呪縛されている指導者が多いようにも思えます。 そのときそのときの子供たちによって、その資質力量が違います。しっかり見定めて、呪縛されないようにしてください。

私の考え方は単純です。
「止める」「運ぶ」「蹴る」を低学年から徹底する。そして、動きながら止める(トラップ)を加えて、攻める守るのポジショニングを身につけることです。 但し、これは毎週試合があって、毎回試合に出れる、経験できることが前提になります。 ものすごく単純なのですが、これを繰り返すだけの環境が、今の少年サッカーでは出来ていません。 だから私はいつも葛藤しています。苦しいです。

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