少年サッカーの現状

ここ10年くらい、世の中の不景気と反比例して少年サッカーが流行ってきていると思います。ただ、思うに若いコーチが指導で飯を食っているのは良いのですが、 将来を考えると、とても不安定で低所得な生活を強いられると思います。ましてや、若いうちだけだと思いますし・・・どうなんでしょ? まぁ爺になった時のことなんて考えていないと思いますが、その辺り流れが急変するタイミングが絶対どこかである気がします。 てか、無いと思いますが、万が一景気が良くなったらどうなるんでしょうね?少年サッカーの子供の人口と指導者のバランス、そしてクラブと少年団とクラブもどきがどうなるのか見ものです。 まるで政界編成みたいですね(笑)

2012年の少年サッカーは、実にビジネス化されましたね。クラブはもちろん、クラブもどきの代表はどこの誰だかわかりませんが、好きなことしてそこそこ稼げるようになりました。 昔の指導者は、本職があり家庭がありサッカー経験があろうとなかろうと、それなりの人格者でありました。今では趣味が講じてビジネスとしていて、どこの馬の骨だかかわらん人間が代表なりコーチとなっております。 少年団は未だに、老年者の代表さんが意地を張って頑張ってますが、時間の問題でしょう。それでも、喉もと過ぎればなんとやらで父兄子供たちは通り過ぎて行きます。少年サッカーはいったい誰のものでしょうか?

ここを閲覧されている方々は、少年サッカーに関わっている方々だと思います。子供には見て貰いたくないですが・・・。
昔、ニュースステーションという番組で、司会の久米宏さんが「僕はこの歳まで、少年サッカーという世界、存在すら知りませんでした。」とコメントした。 たしかに、少年サッカーという草の根の世界は、特定の人たちだけのものである。ましてや、子供が卒団して関わらなければ何も無い。あの頃は何だったんだと、苦笑いするだけである。

さて、こんな少年サッカーですが、昔と違って今の子供のサッカーレベルは、段違いにうまくなっています。年々、低学年の子供のキック力凄いなと感じます。 指導技術の向上とともに、子供たちのスキルもアップしています。リフティングなんて凄い回数をこなします。昔じゃ考えられない回数ですよ。
ただひとつ残念なのが、ひと頃の受験戦争のように、競争社会が成り立っているのが嫌です。一時まで、少年サッカーの人口が増えました。 果たして、増え続けるのか?はたまた減ってしまうのか?まぁ、人数が多ければ良いというものではありませんが・・・。

今まで、少年サッカーは少年団が支えてきましたが、サッカー教室やクラブの創設により、またJFAの施策により現状維持が出来なくなりました。 良い悪いはともかくとして、今は過度期から変革期へと移り始めているような気がします。今の若い父兄の方たちは知らないかも知れませんが、昔は学年ごとに試合などやっていません。 ほとんどの少年団は低学年を受け入れず、入団できるのは4年生からとかになっていました。そして、今の少年野球と同じように、1つの団で1チームという単位で試合を行なっていました。 そう考えれば、今の父兄は昔と違う!と単純に言えたものでもないと思います。昔はのんびり出来たのですから。そして、何より子供たちにとっては、今とは断然に違う環境だったわけです。

さて、こうした経緯の中でいろんな父兄が登場していきます。まったく無関心の父兄や、子供預け場所くらいにしか思わない父兄、そして一番最悪なのは、モンスター父兄です。 嫌なら勝手にそそくさと辞めればいいのですが、周りを巻き込んだり大迷惑行為に至ります。まったくもって害です。一番可愛そうなのは子供たちなのがわかっていない。

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